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「サウンド・オブ・ミュージック」ファンのあなたへ  第81号
http://www.1soundofmusic.com/
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皆さん、こんにちは。
劇団四季の「サウンド・オブ・ミュージック」を見てきましたので、
その感想を書きます。その前に、1月4日に、テレビ東京系列で放送された
「サウンド・オブ・ミュージック」の感想を書きます。

テレビ東京系列ですので、見られなかった方もいらっしゃるかもしれません。
その方たちのために、少し説明しますと、映画のはじまる前と終わってから
池上彰さんの、時代背景に関する解説がありました。私は、映画のはじまりや
コマーシャルのはじまりと終わりの時間をメモしながら見ていましたが、
映画のはじまりは、8分を過ぎていました。解説を聞きながら、「いつ
映画がはじまるのかな」と思っていたほど、解説が長かったです。

これだけ解説が長いわけですから、映画のカットは少しありました。

カットされていた中で私が一番驚いたのは、マリアと大佐のダンスシーンの
一部がカットされていたことです。唖然としました。このシーンをカット
しようとする発想が出ることが信じられません。

私がもしもカットする箇所を決める役になったら、内心では「解説を
短くすればいいのでは」と思いつつ、リーズルがロルフに会いに
行くために庭に出て行くシーンや、大佐と男爵夫人の別れのシーンの
前の、マリアが庭に出て行くシーンをカットするかな、と思いました。

音楽祭で笑いをさそってくれる女の人がカットされていたのは、時間の
都合でまあ仕方ないかな、と思えますが、マリアと大佐のダンスシーンの
一部カットは私の心の中では認められません。

それから、日本語吹き替えについては、満足できるものをつくって
くださったと思います。

マリア役の新妻さんは、吹き替えが初めてということでしたが、
大佐役の井上さんや男爵夫人役の戸田さんがベテランで安心して
聞いていられました。

マリアが、大佐に「戻ってきたのは子供たちのためだけ?」と聞かれて
「それだけではいけません?」と言うところは、もう少しまろやかに
言って欲しかったな、というのもありますが、全体的にはマリアの
はつらつとした感じが出ていて良かったと思います。

大佐が初めて「マリア」と呼びかけるシーンは、1985年の吹き替えでは
「マリア」となっていましたが、2006年版では、「その話は」に
なっていたのですね。2006年版の日本語吹き替えは、1回しか見て
いなくて忘れていました。今回も「その話は」で、ここだけが
「あれっ」と思いましたが、井上和彦さんは、素晴らしかったです。

日本語吹き替えの3人の方は、皆さんアメブロに、「サウンド・
オブ・ミュージック」のことを書いていらっしゃいますので、
下記にURLを書いておきます。


新妻聖子(マリア) 
http://ameblo.jp/seikoniizuma/entry-10743531394.html
http://ameblo.jp/seikoniizuma/entry-10758046126.html
http://ameblo.jp/seikoniizuma/entry-10758391021.html

井上和彦(トラップ大佐)
http://ameblo.jp/kazufan/entry-10742982279.html
http://ameblo.jp/kazufan/entry-10757618260.html

戸田恵子(シュレーダー男爵夫人)
http://ameblo.jp/toda-keiko/entry-10737820081.html

1月4日に、テレビ放送された時には、ブルーレイが
在庫切れの状態でした。まだブルーレイを持っていない
方は、ぜひおすすめします。

※サウンド・オブ・ミュージック 製作45周年記念
  HDニューマスター版:ブルーレイ&DVDセット
http://www.1soundofmusic.com/mgmg/bd1.html




さて、劇団四季のサウンド・オブ・ミュージックを見てきました。
私が劇団四季の舞台を見るのは、今回が2回目です。
1回目は、大阪四季劇場で、オペラ座の怪人を見ました。

まず、劇場に入ってこの舞台のパンフレットを買いました。
一般価格で、1,700円でした。

私が見た舞台の出演者を書いておきます。

マリア:井上智恵  トラップ大佐:芝 清道
修道院長:秋山知子  エルザ:西田有希
マックス:勅使瓦武志 シュミット:はにべあゆみ
フランツ:川地啓友  シスター・ベルテ:佐和由梨
シスター・マルガレッタ:矢野侑子
シスター・ソフィア:あべ ゆき
ロルフ:石毛翔弥  リーズル:池松日佳瑠
フリードリッヒ:海宝 潤  ルイーザ:近藤里沙
クルト:川原一輝  ブリギッタ:石井日菜
マルタ:黒瀬空良 グレーテル:内田 愛

舞台がはじまりました。

最初は、修道女たちが歌うシーンからでした。私が
今までに見た他のサウンド・オブ・ミュージックの舞台では、
最初は、マリアが歌うシーンでしたので、意外な
感じがしました。

修道院長がマリアに「トラップ家に行きなさい」という
シーンでは、ふたりで「私のお気に入り」を歌います。

マリアが「自信を持って」を歌うシーンもありました。

それから、トラップ邸が登場しますが、マリアが到着する前に
シュミットさんやフランツと大佐の会話シーンがあります。
フランツは、背が高く、話し方もすごくインパクトがあるな、
と思いました。

それから、マリアが登場して、すぐにドレミの歌を歌います。
このドレミの歌で、心をつかまれたな、という感じでした。
子ども7人の演技もとても素晴らしく、引き込まれました。
ドレミの歌の歌詞は、ペギー葉山さんの歌詞です。

子供たちと大佐が一緒に、「サウンド・オブ・ミュージック」を
歌い、抱き合うシーンは、まず子供たちのうち数人が抱き合い、
次にまた数人が抱き合い、最後にリーズルひとりと大佐が抱き合い、
そして皆で抱き合うという、何段階もありました。この時間の
かけ方が独特だな、と思いました。

マリアと大佐のダンスシーンは、けっこう長かったです。
映画とは違う振り付けでした。このダンスシーンは、かなり
魅力的で、私はとても気に入りました。

前半最後は、修道院長が歌う「すべての山に登れ」で、
この歌が大迫力で、本当に素晴らしかったです。

休憩明けは、映画の休憩で流れていた音楽からはじまりました。

男爵夫人と大佐が別れる理由は、政治的な理由になっていました。

マリアと大佐の結婚式のシーンは、晴れやかさもあり、素敵でした。
大佐が、マリアのウエディングベールを上げて、大佐が自分の
帽子をとって、マリアにキスするシーンがありました。

ザルツブルク音楽祭で、大佐がエーデルワイスを歌うシーンは、
つまってすぐに、子供がフォローしましたので、観客にいる
私が一緒に歌ってあげた方がいいのかな、という気分になる
時間がまったくありませんでした。

逃げた後、隠れるシーンは、お墓にではなく、庭に普通に
隠れていて、ロルフに見つかるのも、ロルフが逃がしてくれるのも
短い時間であっという間でした。

上演時間は、休憩を含めて2時間半でした。

カーテンコールで、皆が「ドレミの歌」を歌いました。

全体的には、歌の部分は、「さすが劇団四季」という感じで、本当に
素晴らしかったです。子供たちも素晴らしく、パーティーで歌った
「さようなら、ごきげんよう」も、非常に聞き応え、見ごたえが
ありました。

マリアの出番が、とにかく圧倒的に多いですが、トラップ大佐も
とても魅力的で、私は満足しました。

劇団四季の舞台は、セリフの中に独特の間がありますね。

もう一度、また違うキャストで見ると、新たな発見があるかな、
と思います。四季劇場・秋での「サウンド・オブ・ミュージック」は、
3月12日が千秋楽になります。


※劇団四季 サウンド・オブ・ミュージック  2011年2月公演
http://www.1soundofmusic.com/mgmg/201102shiki.html


※劇団四季 サウンド・オブ・ミュージック  2011年3月公演
http://www.1soundofmusic.com/mgmg/201103shiki.html


話は変わりまして、映画「サウンド・オブ・ミュージック」の
音声解説で、クリストファー・プラマーが、大佐と男爵夫人が
別れるシーンのところで話していた小説「ドリアン・グレイの
肖像」を読んでみたいと思い、買いました。日本語訳がいくつか
出ていますが、私が買ったのは、下記です。


※「ドリアン・グレイの肖像」 (新潮文庫)オスカー ワイルド (著)
http://www.1soundofmusic.com/mgmg/dorian.html

四季劇場・秋への往復の新幹線の中で、読み終えました。
ドリアンが公爵夫人に別れを告げるシーンは、どこに出てくる
のだろう、と思いながら読みました。最後の方です。

私は、オスカー・ワイルドの本は読んだことがありませんでしたが、
この小説は、読み始めてすぐに気に入りました。「影響は
すべて不道徳なものだ」とか、いろいろな説が登場します。
これがとても面白いです。


今、ブルーレイに登場していた「サウンド・オブ・ミュージック」に
関する本を順番に読んでいるところです。ここ数年、英語の本が出版
されていることを気づかずに過ごしていました。また読み
終わったら、メールマガジンを発行しようと思います。


最後に、「第2回午前十時の映画祭」イベントのお知らせです。
「サウンド・オブ・ミュージック」が、2011年2月5日から、
全国の映画館で上映されます。

上映される映画館と日付は、下記ページに出ています。
http://www.1soundofmusic.com/mgmg/am1000.html

私は、今までに「サウンド・オブ・ミュージック」を
映画館で見たのは、1回のみですので、また映画館で
見られる機会ができて、嬉しいです。


今回のメールマガジンは、以上です。
これからも、よろしくお願いします。
 



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メールマガジン:「サウンド・オブ・ミュージック」ファンのあなたへ
URL:http://www.1soundofmusic.com/
著者:嶋岡利恵(しまおかとしえ)
発行日:2011年2月5日
発行部数:224部
発行システム:インターネットの本屋さん「まぐまぐ」http://www.mag2.com/
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